- そがい
- I
そがい【疎外・疏外】(1)よそよそしくすること。 きらってのけものにすること。
「仲間から~される」「~感」
(2)〔(ドイツ) Entfremdung〕ヘーゲルの用語。 ある存在が自己の本質を自己本来の存在の外に出すことによって, それが自分とは対立する疎遠な他者となること。 理念が真実在たる精神に自己還帰すべく, 反対物である自然へと受肉・転変すること。 また, 初期のマルクスでは, 資本主義的生産の下で人間的存在や労働の本質が, 人間に失われていること。IIそがい【背向】(1)後ろ向き。 背中合わせ。「椽側の方へ~になり/薄命のすず子(お室)」
(2)後ろの方。 後方。 背後。III「雑賀野(サイカノ)ゆ~に見ゆる沖つ島/万葉 917」
そがい【阻害・阻礙】じゃまをして物事を進行させないこと。IV「発展を~する」
そがい【鼠害】鼠(ネズミ)から受ける害。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.